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スーパーセンター 「HEBプラス」



 

 スーパーセンターはヨーロッパのハイパーマーケットを原点にアメリカで生まれた新業態です。 アメリカではウォルマートのハード中心のディスカウントに、食品業態を付加したロープライスのコンボストアとして確立され、今やウォルマートストアーズ社の基軸業態として20兆円(ウォルマート全体では40兆円)の売上を獲得しています。

 スーパーセンターは、アメリカでも日本でも次のステップで発展してきました。

 @第1段階
 ルーラル立地の無風かつ小商圏立地(ただし広域商圏)で、圧倒的品揃えと低価格を武器に、あくまでローカルニーズに対応して発展した段階。

 A第2段階
 ルーラル立地から都心周辺に進出し、小〜中商圏の都市型ニーズの消費者に対応して、エブリデイロープライスかつワンストップショッピング&ワンレジショッピングで発展した段階。
 現状は、アメリカではウォルマートスーパーセンターもスーパーターゲットも、第2段階のレベルです。日本では、プラント、アマノ、トライアル、AZマキオ、マルナカスーパーセンターが第1段階、イズミヤスーパーセンターやイオンスーパーセンターは都心周辺に立地していますが、必ずしも成績は良くありません。ベイシアスーパーセンターはローカル及び都心周辺に立地していますが、比較的うまくいっています。
 今、アメリカでは第3段階のスーパーセンターが登場しています。

 B第3段階
 エンターテインメント性とプレイスメイキング性を付加した新型スーパーセンターです。それは、サンアントニオ市に本社を置くHEB社が展開する「HEBプラス」です。HEBプラスの特徴は次の通りです(六車流:流通理論)。

 私は、スーパーセンターを究極のネイバーフッド業態と呼んでいます。

 すなわち、スーパーセンターの基本パターンは次の通りです。

 @生活必需ニーズをフルライン・フルアイテムで揃え、ワンストップショッピング化し、ここへ来れば全てのニーズが間に合い、他へ行く必要性のない店を確立している業態。

 Aしかも、商品カテゴリー単位でメガストア化し、さらに売場の弾力的展開で実際以上の品揃えを可能にし、それをワンレジショッピングで売り、顧客の利便性を高めている業態。

 Bまた、価格的にも格安あるいはエブリデイロープライス(ここで買い続けると他で買うより2〜3割、年間を通じて安くなる手法)の業態。

 このスーパーセンターを「SC化したディスカウントストア」あるいは「ワンランク下(トレードダウン)のGMS」と言います。

 HEBプラスは、このスーパーセンターの3原則(第2段階)に、さらに次の付加価値をつけて、第3段階のスーパーセンターへと進化しています。

 @商品カテゴリー単位の売場とゴンドラ陳列売場とプレゼンテーション&ショー売場が一体化し、メリハリのある三位一体売場により、1つのSCのような売場となっています。

 A商品カテゴリー単位の売場は、品揃えがモリモリ型陳列(モリモリ型陳列はエンターテインメント)であり、売場単位で動きのあるツールや仕掛けを行い、エンターテインメント性のある印象に残る売場となっています。

 Bゴンドラ陳列は、スッキリ型陳列であり、買いやすい売場を形成すると同時に、什器と照明と商品のカラーコーディネーションによる暖かい、かつハイイメージなプレイス(居場所)&スペース(空間)を演出しています。

 C全体的に、売場が顧客にとって体験(店へ来ることの楽しさ)と体感(店での居心地感の良さと生活臨場感)を感じ、来る度に店が変わり、また来たくなる売場となっている。

 以上のように、スーパーセンターも第3段階に向かっています。日本ではAZマキオ(鹿児島県)とマルナカスーパーセンター(香川県宇多津市)とベイシアスーパーセンター(関東中心に全国展開)が、磨きのかかった店づくりをしています。


 
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