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「チェリークリークSCの課題と挑戦」


 

 

 チェリークリークSCは、1990年にコロラド州で有数の高級ブランドショップが集結するハイエンド型RSCとして開業しています。

 <チェリークリークSCの概要>

 チェリークリークSCは、ツーランク上のSC(競争相手であるパークメドウズはスタンダードSC)であり、最近までは、ニーマンマーカス、サックス・フィフス・アベニュー、ノードストロームのハイエンド百貨店が揃っており、テナントミックスもルイヴィトンやティファニー、バーバリー…等のインターナショナルブランドが多数入店しています。

 ところが、サックス・フィフス・アベニューが2011年3月に退店し、現在は空き店舗であり、ブルーミングデールズの導入か専門店テナントの集合体で形成するかを検討中とのことであった(ヒアリングより)。

 今、アメリカの経済はリーマンショック以降、不景気感が強く、トレードオフ(より下のグレードの業態利用)が進んでおり、そのためニーマンマーカスとサックス・フィフス・アベニューのハイエンド百貨店の2店舗体制が崩れたのではないかと思われます。

 現在、競争相手であるパークメドウズの中中レベルのスタンダード型かつリゾート感覚のSCをチェリークリークSCは、上レベル(ツーランク上)のハイエンド型RSCとして、両SCは互いに棲み分け、互いに「もう1つあって欲しいSC・両方とも成立して欲しいSC」としての位置づけを確立しています。ただ、パークメドウズの勢いに対して、チェリークリークはやや課題を持ちつつあります。SCの規模の理論から判断しても、パークメドウズ100%(店舗面積151,590u)に対し、チェリークリークSCは64%(店舗面積96,441u)であり、パークメドウズは、チェリークリークSCを1.57倍上回っており、規模対応指数の1.4倍以上の格差となっており、規模の理論から見て、チェリークリークSCは課題を持っています(と言って、チェリークリークSCは苦戦しているわけではありません)。

 規模の面を意識したチェリークリークSCとパークメドウズの棲み分けは見事です。特に、パークメドウズの棲み分け体制づくり(もう1つあって欲しいSCづくり)は完璧です。

 チェリークリークSCへのヒアリングにおいて、今後のターゲット(客層戦略)をお聞きすると次の内容の答えが返ってきました。

 私は、日本の今後の目指すべきターゲット戦略として、非常に興味を持って聞きました。チェリークリークSCの目指すターゲットは次の4つです。

@第1に、結婚前あるいは独身志向者の自由裁量所得の高い客をターゲット

A第2に、子供が巣立ち、夫婦2人の裕福な団塊シニア世代ファミリーをターゲット

B第3に、ツアー客をターゲット

C第4に、夫婦と子供で形成されるファミリーをターゲット

 まさに、ポストエンターテインメント型SC時代の日本のSCが脱低客単価・低売場効率から脱皮するヒントがこの中に隠されています。

 
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